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沖縄県内の軍用地

 

 

北部訓練場

北部訓練場は、国頭村及び東村にまたがる本県最大の演習場であり、海兵隊の管理の下に、海兵隊の各部隊のほか陸軍、海軍、空軍の各部隊が対ゲリラ訓練基地として使用し、米軍唯一のジャングル訓練場となっています。また、同訓練場では現在、実弾射撃は実施されていません。

 

同訓練場一帯は、沖縄本島随一の森林地帯として、県土保全、水源かん養林の大きな機能を果たしており、また、国の特別天然記念物(特別鳥類)のノグチゲラや天然記念物のヤンバルクイナの生息地として豊富な自然環境を残しています。
平成8年12月の「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」の最終報告において、現在のヘリコプター着陸帯を返還される区域から北部訓練場の残余の部分に移設すること等を条件に、同訓練場の過半(約3,987ヘクタール)の返還が示され、日米間で合意されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 国頭村(字安波、字安田、字楚洲、字謝敷、字浜、字与那) 東村(字高江、字宮城、字川田)
(イ)施設面積: 78,332千m2
(ウ)地主数: 71人
(エ)年間賃借料: 481百万円
(オ)駐留軍従業員数: 13人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 演習場

 

奥間レスト・センター

奥間レスト・センターは、米軍人、軍属及びその家族の福利厚生施設として使用され、宿泊施設やレストラン等があります。写真中央には、現在使われていない軽飛行機用の滑走路が見えます。
施設の南側は、米軍基地の返還跡地であり、現在ではリゾート施設として県内外の人々に利用されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 国頭村(字辺土名、字奥間、字桃原、字鏡池)
(イ)施設面積: 546千m2
(ウ)地主数: 262人
(エ)年間賃借料: 183百万円
(オ)駐留軍従業員数: 93人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 空軍
(イ)用途: その他

 

伊江島補助飛行場

伊江島の3分の1を占める伊江島補助飛行場では、ハリアー機発着訓練やパラシュート降下訓練等が実施されています。
また、降下訓練に伴う事故も発生しています。写真奥の滑走路は伊江島空港、手前の2本が米軍の滑走路です 。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 伊江村(字西江上、字西江前、、字東江上、字東江前、字川平)
(イ)施設面積: 8,015千m2
(ウ)地主数: 1,231人
(エ)年間賃借料: 1,375百万円
(オ)駐留軍従業員数: 20人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 演習場

 

キャンプ・シュワブ

キャンプ・シュワブは、国道329号を挟んで、名護市の久志岳を中心とする山岳・森林地帯のシュワブ訓練地区と辺野古の海岸地域にあるキャンプ地区からなっています。同施設では、実弾射撃訓練や水陸両用訓練が実施されており、訓練に伴う原野火災等の事故も発生しています。平成8年12月のSACOの最終報告により、普天間飛行場の返還に伴う代替海上施設案が検討され、キャンプ・シュワブ水域がその移設先に決定されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 名護市(字豊原、字辺野古、字久志、字許田、字数久田、字世冨慶)、 宜野座村(字松田)
(イ)施設面積: 20,627千m2
(ウ)地主数: 525人
(エ)年間賃借料: 2,416百万円
(オ)駐留軍従業員数: 222人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 演習場

 

辺野古弾薬

キャンプ・シュワブの北側に隣接する辺野古弾薬庫は、海兵隊の弾薬庫として使用されています。弾薬庫の多くは覆土式となっています。写真の上側は、キャンプ・シュワブです。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 名護市(字二見、字辺野古)
(イ)施設面積: 1,214千m2
(ウ)地主数: 50人
(エ)年間賃借料: 170百万円
(オ)駐留軍従業員数: 27人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 倉庫

 

キャンプ・ハンセン

キャンプ・ハンセンでは、県内最大規模の実弾射撃演習が実施されています。実弾射撃演習による原野火災や施設外への被弾等、周辺地域へ与える不安が最も高い施設の1つです。
当施設中心部には兵舎、医療施設、銀行、娯楽施設等が完備されています。
また、平成8年12月のSACO最終報告の後、「県道104号線越え実弾砲兵射撃訓練」については、平成9年6月の日米合同委員会において、本土の演習場での分散・実施が合意されたことから、沖縄での同訓練は事実上廃止されています

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 名護市(字久志、字喜瀬、字幸喜、字許田)
           宜野座村(字松田、字宜野座、字惣慶、字漢那)
           恩納村(字恩納、字喜瀬武原、字安富祖、字大田、字瀬良垣、字南恩納)
           金武町(字金武、字伊芸、字屋嘉)
(イ)施設面積: 51,183千m2
(ウ)地主数: 2,122人
(エ)年間賃借料: 6,969百万円
(オ)駐留軍従業員数: 493人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 演習場

 

ギンバル訓練場

ギンバル訓練場は、金武町字中川の国道329号に接続する進入路から海岸向けに約1q入った位置にあり、ヘリコプターの離着陸訓練や海岸一帯では水陸両用車を使用した訓練等が行われています。また、同訓練場は、平成8年12月のSACO最終報告により、ヘリコプター着陸帯を金武ブルー・ビーチ訓練場へ移設すること等を条件に返還が示され、日米間で合意されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 金武町(字金武)
(イ)施設面積: 601千m2
(ウ)地主数: 133人
(エ)年間賃借料: 88百万円
(オ)駐留軍従業員数: −

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 演習場

 

嘉手納弾薬庫地区

北部訓練場、キャンプ・ハンセンに次ぐ広大な面積を有する嘉手納弾薬庫地区は、嘉手納飛行場に隣接する広大な森林地帯に位置し、弾薬庫と支援施設があります。同施設は、空軍が管理し、米軍が使用する通常弾薬の貯蔵、整備を行うなど、四軍全部の任務を支援しています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 恩納村(字真栄田、字山田、字塩屋、字宇加地)
          石川市(字山城、字楚南)
          具志川市(字栄野比)
           読谷村(字喜名、字座喜味、字長浜、字長田)
          嘉手納町(字久得)
           沖縄市(字白川、字御殿敷、字倉敷、字知花)
(イ)施設面積: 27,280千m2
(ウ)地主数: 3,442人
(エ)年間賃借料: 10,265百万円
(オ)駐留軍従業員数: 236人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 空軍・海兵隊
(イ)用途: 倉庫

 

楚辺通信所

通称「象の檻(オリ)」と呼ばれる楚辺通信所は、直径約200m、高さ28mの巨大な檻のようなケージ型アンテナを持ち、軍事通信の傍受施設として使用されています。また、同施設は、平成8年12月のSACO最終報告により、アンテナ施設等をキャンプ・ハンセンに移設することを条件に返還が示され、日米間で合意されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 読谷村(字波平、字座喜味、字上地)
(イ)施設面積: 535千m2
(ウ)地主数: 457人
(エ)年間賃借料: 365百万円
(オ)駐留軍従業員数: 31人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海軍
(イ)用途: 通信

 

キャンプ・コートニー

金武湾に面する具志川市天願の北側に位置するキャンプ・コートニーは、在日米海兵隊司令部をはじめ、第3海兵遠征軍、第3海兵師団の司令部が置かれており、日本に駐留する米海兵隊の中枢機能を有しています。主として宿舎、事務所として使用されています。施設内には、劇場、郵便局、銀行、医療機関や図書館、体育館、野球場等のレクレーション施設、教会等が完備されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 具志川市(字昆布、字天願、字宇堅)
(イ)施設面積: 1,348千m2
(ウ)地主数: 637人
(エ)年間賃借料: 1,222百万円
(オ)駐留軍従業員数: 348人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 兵舎

 

キャンプ・シールズ

キャンプ・シールズは、沖縄市の北西部に位置し、各種修理工場や物資集積所、兵舎、住宅、福利厚生施設等が整備されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 沖縄市(字知花、字登川)
(イ)施設面積: 701千m2
(ウ)地主数: 288人
(エ)年間賃借料: 657百万円
(オ)駐留軍従業員数: 80人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海軍・空軍
(イ)用途: 兵舎

 

トリイ通信施設

読谷村の南西部の平坦部に位置し、正面ゲートに大きな鳥居が立っているトリイ通信施設は、西太平洋地域における戦略通信網の最重要施設であり、陸軍第10地域支援群司令部も置かれています。また、黙認耕作地が多く存在します。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 読谷村(字渡具知、字古堅、字大湾、字大木、字楚辺) 嘉手納町(字水釜)
(イ)施設面積: 1,939千m2
(ウ)地主数: 979人
(エ)年間賃借料: 1,339百万円
(オ)駐留軍従業員数: 355人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 陸軍
(イ)用途: 通信

 

嘉手納飛行場

沖縄本島中部の嘉手納町、沖縄市、北谷町にまたがる嘉手納飛行場は、約3,700mの滑走路を2本有する極東で最大かつ最も活発な米空軍基地です。第5空軍指揮下の第18航空団のホームベースとして、防空、反撃、空輸、支援、偵察、機体整備等の総合的な役割を担っています。その他、居住地区には、学校、図書館、野球場、ゴルフ場、映画館、スーパーマーケット等、多種の米軍向け支援施設があります。また、国道58号西側の嘉手納マリーナ地区は、米軍人等の福利厚生施設となっています。同飛行場は、3市町の振興開発の妨げになっているばかりでなく、航空機騒音により住民生活へ悪影響を与えています。なお、平成8年12月のSACOの最終報告において、嘉手納飛行場におけるMC−130航空機を、平成8年12月末までに海軍駐機場から主要滑走路の北西隅に移転することが合意されたことに伴い、同年12月中旬までに海軍駐機場から約2,500m離れた滑走路北西側への移転が完了しました。そのほか、SACOの最終報告では、海軍の航空機(P−3C)についても、現在の海軍駐機場から、主要滑走路の反対側に移転することが合意されていますが、まだ実現していません。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 嘉手納町(字水釜、字兼久、字嘉手納、字屋良、字野国、字国直、字東、字野里)
           沖縄市(字諸見里、字山内、字森根、字白川、字御殿敷、字宇久田、字大工廻、字嘉良川、字上地)
          北谷町(字伊平、字浜川、字上勢頭、字下勢頭、字砂辺)
           那覇市(字宮城)
(イ)施設面積: 19,896千m2
(ウ)地主数: 8,365人
(エ)年間賃借料: 24,656百万円
(オ)駐留軍従業員数: 2,720人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 空軍
(イ)用途: 飛行場

 

キャンプ桑江

北谷町の東シナ海に面した平坦地にあるキャンプ桑江には、主要施設である海軍病院のほか、各種の宿舎、学校、サッカー場等が存在します。また同施設内では、日米地位協定第2条第4項(a)に基づく共同使用により、平成10年3月、北谷町の庁舎が建設され、利用されてきましたが、毎年、人口の増加が続く北谷町では、当該施設の存在が町づくりの障害となっています。なお、平成8年12月のSACO最終報告により、海軍病院等をキャンプ瑞慶覧等へ移設すること、また、キャンプ桑江及びキャンプ瑞慶覧の米軍住宅地区を統合することを条件に大部分(99ヘクタール)の返還が示され、日米間で合意されています。その後、北谷町庁舎の土地を含む施設の一部(北側部分)約38ヘクタールが、平成15年3月31日に返還されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 北谷町(字桑江、字伊平、字吉原、字浜川)
(イ)施設面積: 683千m2
(ウ)地主数: 545人
(エ)年間賃借料: 969百万円
(オ)駐留軍従業員数: 225人

 

2.施設の管理及び用途

(ア管理: 海兵隊
(イ)用途: 医療

 

キャンプ瑞慶覧

キャンプ瑞慶覧は、沖縄本島中部の沖縄市、宜野湾市、北谷町、北中城村にまたがる広大な地域に位置しており、在沖米海兵隊基地司令部や在日米軍沖縄調整事務所が置かれているなど、キャンプ・コートニーと並ぶ海兵隊の中枢機能を有しています。また、兵器・器材整備施設や住宅地、ゴルフ場等、米軍が駐留する上でのあらゆる機能が揃った施設であり、大きく分けて、在沖米海兵隊基地司令部のあるバトラー地区、第58信号大隊が所在するバックナー地区、米軍住宅が所在するプラザ地区、兵器・器材整備施設及び各隊舎が所在するフォスター地区から構成されています。
なお、平成8年12月のSACO最終報告により、キャンプ桑江及びキャンプ瑞慶覧の米軍住宅地区を統合することを条件に返還が示され、日米間で合意されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 北谷町(字玉上、字桑江、字大村)
          具志川市(字宮里)
         沖縄市(字山里、字南桃原)
         北中城村(字瑞慶覧、字喜舎場、字屋宜原、字島袋、字安谷屋)
         宜野湾市(字普天間、字新城、字伊佐、字喜友名、字安仁屋)
(イ)施設面積: 6,426千m2
(ウ)地主数: 4,231人
(エ)年間賃借料: 8,411百万円
(オ)駐留軍従業員数: 2,212人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 兵舎

 

泡瀬通信施設

泡瀬通信施設は、沖縄市の泡瀬半島の先端部に位置し、通信業務が行われています。泡瀬漁港に近接しており、北側には中城港湾が位置します。また、同施設周辺は近年、新興住宅地として急速に宅地化が進んでいます。さらに、南側の海浜においては、中城湾港泡瀬地区開発事業(東部海浜開発事業)に基づき、海に開かれた国際交流リゾートや海洋性レクリェーション活動拠点等の形成を図るため、平成14年3月より埋め立て事業が実施されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 沖縄市(字泡瀬、字高原)
(イ)施設面積: 552千m2
(ウ)地主数: 530人
(エ)年間賃借料: 614百万円
(オ)駐留軍従業員数: 1人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海軍
(イ)用途: 通信

 

ホワイト・ビーチ地区

ホワイト・ビーチ地区は、勝連半島の先端部に位置し、海軍桟橋と陸軍桟橋の2つの桟橋を有しており、第7艦隊の兵站支援港、同艦隊第76機動部隊第1水陸両用群の母港として、燃料及び物資の補給や軍需物資の積み降ろし港として使用されています。また、この施設は、原子力軍艦が休養、補給及び維持等を行う寄港地となっており、放射能汚染等の不安を県民に与えています。さらに、平成12年7月からの佐世保基地(長崎県)への強襲揚陸艦エセックスの配備に伴い、同艦の洋上訓練等の際の兵員、装備、弾薬等の補給基地として、同艦が寄港するようになっています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 勝連町(字平敷屋) 与那城町(字饒辺)
(イ)施設面積: 1,568千m2
(ウ)地主数: 918人
(エ)年間賃借料: 951百万円
(オ)駐留軍従業員数: 105人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海軍・陸軍
(イ)用途: 港湾

 

普天間飛行場

宜野湾市の中央部に位置する普天間飛行場は、地域の振興開発の著しい障害となっているだけでなく、航空機騒音の発生や航空機事故の危険性など、沖縄が抱える米軍基地問題の象徴ともいえる存在です。
  同飛行場は、米海兵隊第3海兵遠征軍の第1海兵航空団第36海兵航空群のホームベースとなっており、ヘリコプター部隊を中心とした航空機が配備され、在日米軍基地でも岩国飛行場(山口県)と並ぶ有数の海兵隊航空基地となっています。また、同施設には、長さ約2,800mの滑走路をはじめ、格納庫、通信施設、整備・修理施設、部品倉庫、部隊事務所等のほか、福利厚生施設等があり、航空基地として総合的に整備されています。 平成8年12月のSACOの最終報告により、同施設の全面返還が日米間で合意され、平成14年7月、「キャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域」がその移設先に決定されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 宜野湾市(字宜野湾、字野嵩、字喜友名、字新城、字伊佐、字大山、字真志喜、字大謝名、字佐真下、字神山、字赤道、字中原、字上原)
(イ)施設面積: 4,805千m2
(ウ)地主数: 2,842人
(エ)年間賃借料: 6,380百万円
(オ)駐留軍従業員数: 200人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 飛行場

 

牧港補給地区

牧港補給地区は、浦添市の国道58号から西側の海岸までの南北3q、東西1qに及ぶ広大な兵站補給基地です。同施設は那覇新港や卸売商業団地が所在する西海岸と国道58号に囲まれ、中南部の要路に位置するなど、地元浦添市をはじめ本県の振興開発にとって重要な空間を占めています。 なお、平成8年12月のSACO最終報告により、返還に伴い影響を受ける施設を残余の施設内に移設することを条件に約3ヘクタールの返還が示され、日米間で合意されています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 浦添市(字港川、字城間、字屋富祖、字仲西、字牧港、字宮城、字小湾、字勢理客)
(イ)施設面積: 2,738千m2
(ウ)地主数: 2,189人
(エ)年間賃借料: 4,466百万円
(オ)駐留軍従業員数: 1,152人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 海兵隊
(イ)用途: 倉庫

 

那覇港湾施設

県都那覇市の玄関口に位置する那覇港湾施設は、那覇港の一部を成し、那覇空港にも近いことから、産業振興の適地として極めて開発効果の高い地域です。また、ホワイト・ビーチ地区に次ぐ大きな軍港です。 同施設は、昭和49年1月の第15回日米安全保障協議委員会で、移設条件付きの全部返還が合意されながら、合意から25年以上経過した現在でも返還は実現していません。なお、移設先として、浦添市が平成13年11月に受け入れを表明したことにより、現在、移設作業が進められているところです。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 那覇市(垣花町、山下町)
(イ)施設面積: 559千m2
(ウ)地主数: 1,014人
(エ)年間賃借料: 1,955百万円
(オ)駐留軍従業員数: 92人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 陸軍
(イ)用途: 港湾

 

陸軍貯油施設

陸軍貯油施設は、金武湾第1、第2、第3タンクファーム、天願ブースター・ステーション、桑江第1、第2タンクファーム、とこれらの貯油施設を結ぶ送油管施設からなり、具志川市、沖縄市、嘉手納町、北谷町、宜野湾市にまたがっています。 貯油施設については、具志川市の天願桟橋、キャンプ・コートニーに隣接する地域と、嘉手納飛行場に隣接する地域にあり、各種燃料を貯蔵しています。また、貯油施設を結ぶ送油管(パイプライン)は、嘉手納弾薬庫地区や嘉手納飛行場を始めとする各基地間を連結しています。

 

1.施設の概要

(ア)所在地: 具志川市(字栄野比、字昆布、字天願、字川崎)
           沖縄市(字池原、字宇久田、字御殿敷、字倉敷、字大工廻)
           嘉手納町(字野國)
           北谷町(字砂辺、字伊平、その他)
           宜野湾市(字伊佐)
(イ)施設面積: 1,271千m2
(ウ)地主数: 749人
(エ)年間賃借料: 1,189百万円
(オ)駐留軍従業員数: 106人

 

2.施設の管理及び用途

(ア)管理: 陸軍
(イ)用途: 倉庫

 

自衛隊関連施設

那覇空港用地

那覇基地は、昭和8年沖縄県で最初の空港として小禄海軍飛行場として完成しました(幅200m、長さ700m)。後に、民間飛行機の初飛行(日本航空輸送:福岡〜那覇〜台湾)「那覇飛行場」と改名され、管轄も逓信省に移行されました。しかし太平洋戦争の勃発により、昭和17年管轄が逓信省から再び海軍省に移り、終戦に伴い、米陸、海軍が駐留し、米軍の那覇基地となりました。その後、昭和47年4月、沖縄県の本土復帰に伴い、航空自衛隊那覇基地が新設。なお、現在の那覇空港の管理については、国土交通省が管理しています。

 

陸上自衛隊那覇基地、航空自衛隊那覇基地

那覇基地は、那覇市の中心から南西約6qに位置し、南西防衛区域における唯一の航空基地として重要な役割を果たしています。航空自衛隊のほか、陸上自衛隊及び海上自衛隊が混在する特色のある基地です。また、飛行場地区は、国土交通省が管理する官民共用空港となっています。